マット・モンロー

 昨日、「さらばベルリンの灯」をアップしましたが、マット・モンローを思い出しました。
 英国のバラード歌手で良い声してますなー。まずは、昨日に引き続き「さらルリンの灯」から

続いては、「007ロシアより愛をこめて」、ダニエラ・ビアンキがイイねー。彼女早くに引退したようなので、劣化は無いですな。

最後は、「慕情」こちらも有名ですな。

おしどり探偵

  おしどり探偵
作  者  アガサ・クリスティー
出版社  早川書房Rimg1233 久々の文化ネタ。前回は秘密機関でしたが、今回もトミーとタペンスのおしどり探偵です。
 こちらは超短編なので物語の展開が早いですな。私みたいに気が短い人間にはちょうど良い長さです。

 NHKで海外ドラマとしてトミーとタペンスを放映していましたが、TVではちょっとタペンスが出しゃばりすぎ?もっとも原作の方も結構タペンスが出しゃばっていますが。
 作者が女性なのでこれも仕方がないのかな。


早春物語

 BSで早春物語が放映されたので見た。
見るきっかけは、Webで出ていた画像の林隆三がカッコ良かったからである。

 ストーリー的にはとりたて特殊なものではないが、主演の原田知世のかわいさと背伸びした恋愛感情。林隆三の中年男のカッコよさがこの映画の良いところであろう。

 高木美保も受付嬢役でちょこっと出ている。原田知世より美人だと思うが、美人だけでは売れないこの世界なのであろう。

 高校生が飲酒しているし、エリート商社マンが飲酒運転しているしと突っ込みどころ満載な映画であるが、なかなか良かったよ。

秘密機関

   秘密機関

作  者  アガサ・クリスティー
出版社  早川書房

Pict0041 アガサ・クリスティーの初期の作品です。トミーとタペンスシリーズの一番最初の作品でもあります。

 内容は、幼馴染の二人が再会し金を得るために何でもやろうとしたところ、いきなり国際陰謀にかかわってしまったというストーリーです。
 展開が早く読みやすい作品ですが、ストーリー的には浅いかな。

 犯人は二人のどちらかというのは誰でもわかると思うが、誰かまではなかなかわからないかな。

 なお、表紙の船はルシタニア号であり、船首から沈んでいるので史実と一致しているようです。

バチ当たりの昼間酒

 久々の文化ネタ?です。

 作品名:なぎら健壱 バチ当たりの昼間酒
 出版社:少年画報社

P1130345 まるでいい加減な酔っ払いオヤジのなぎら健壱氏の作品です。
冒頭からなぎらワールド全開で、昼間酒ファンにとっては珠玉の作品なのではないでしょうか。

  快便堂も、昼間酒が大好き(夜は飲めない)なので、昼間から飲んでいて街行く皆さんがせこせこ働いているのがお気の毒に思っている次第です。

 昼間酒をやる傾向が同じなので、なぎら健壱氏の著作に出てくる店が快便堂の行く店と同じなのが結構あるのですね。
一件入りずらい店なのですが、入ると意外と居心地がよいのですね。
ただし、客層はというと、はっきり言って快便堂と同じ所得水準の低い方が多いようです。

 ということで、昼間から飲める店では、周囲に溶け込んでひっそりと飲むのが礼儀なのでしょうか。

闇を裂く道

      闇を裂く道
作  者:吉村 昭
出版社:文春文庫

P1130301 この作品は、東海道本線丹那トンネルの掘削の記録です。

 トンネル掘削の技術的な問題や工事による水源の枯渇と二通りの問題を取り上げた作品です。

 吉村氏のトンネルの作品では、高熱隧道があります。こちらはトンネル掘削そのものを書いたものですが、こちらは水源枯渇という二次的な被害を強く書いた作品と感じました。トンネル開通という「光」の部分と水源枯渇という「闇」の部分を分け隔てなく書かれています。

 私的に考えると、高熱隧道はトンネルを掘るという一つの目的の中で目的を達成しようとした技術者や労働者がその過程で多くの死者を出したが、最終的には目的を達成できたという充実感みたいなものを感じることができたが、闇を裂く道では、トンネル開通という目的は達成できたが、水源枯渇という取り返しのつかない事態を招いたというなんともやりきれなく感じました。読み終わってもすっきりしないのですね。

 これは作者の責任ではなく、実際にそうであったのであるから仕方のないことであり、逆に作者は事実をきっちり作品に収めたのであろう。

春にして君を離れ

  春にして君を離れ

作 者:アガサ・クリスティー(メアリ・ウェストマコット)
訳 者:中村妙子
出版社:早川書房
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 この作品は、アガサ・クリスティー名ではなく、メアリ・ウェストマコット名義での作品です。ミステリー作家としてのアガサではなく殺人事件の無い小説として作者名を変えたのでしょうか。

 あらすじとしては、イギリスの賢夫人であるジョーンが、末娘の住んでいるイラクのバクダットからの帰りに事故により途中で停滞を余儀なくされた。

 その時に、昔の女学校自体の友人から聞いた話から自分の過去を回想するということです。

 今まで良かれとしてやってきたことが、実は家族にとって不幸せであったのではないかと思い悩むのですが、最終的に元の考えに戻るというところでしょうか。

 快便堂はこういう小説は何回も読み直しをするため、その都度考え方が変わるのですが、最初の読みでは家族に対して自分の正しいとするところを強制し家族の意思とは違う行動をさせたわけですが、最終的には家族すべてが幸福の中で暮らしているので良いのではないかと読み解きました。

 複数回読むとこの考えは変わるのかもしれません。

 なかなか難しい小説でお勧めです。

 

船乗りクプクプの冒険

 北杜夫氏の匂いがプンプンします。

1 作品名 船乗りクプクプの冒険

2 作 者 北杜夫

3 内 容 宿題嫌いなタロー少年が、勉強のふりをするため購入した激安本が実はとんでもない本であり、なぜか本の世界に取り込まれ、クプクプ少年として冒険をする羽目となりました。
 力持ちの船員であるヌボー。老獪な船長。ナンジャとモンジャという二人の船員と外7名の乗組員と一緒に航海に出かけます。
 難破しかけてたどり着いた島は、人喰い土人の島であり、ここに現れた「キタ・モリオ」といういい加減な作家を交え、いろいろ策を練るのであるが、根っからのいい加減な「キタ・モリオ」氏では解決にならず、いよいよ食べられる時が来ました。
 しかし、この人喰い土人は実は高度な文明を持った方々であり、自分たちの方が遅れた人種であったという落ちがある物語です。
Pict0041

4 感 想 いかにも北杜夫氏が書いたという物語ですね。ナマケモノの島では、昔は勤勉すぎて心がギスギスし、いろいろケンカや争いが起こってきた。だから王様がナマケモノになれとお触れを出した。
 初版の1977年当時もギスギスしていたと思うが、現在こそそのものだと感じました。
 人喰い土人の島では、非文明人をバカにしていたのであるが、実は自分たちが非文明人であり、彼らこそが理想の人類の姿であったのですね。

女王蜂

 女王蜂と言っても、昆虫の蜂ではなく、横溝正史氏作の女王蜂である。

今回は、東宝映画とドラマの女王蜂の比較である。

左が映画、右がドラマ
原作に忠実度
映画<ドラマ
映像美
映画>ドラマ・・これは、金のかけ方で違いますわな。

金田一耕助
石坂浩二>稲垣吾郎・・石坂浩二と稲垣吾郎と比べるのは酷か。
大道寺智子
中井貴恵>栗山千明・・神秘性では栗山であるが、存在感は中井かな。
大道寺欣造
仲代達矢<石橋凌・・仲代の出だしの学生姿で没ですな。
神尾秀子
岸恵子>手塚理美・・格が違うというか存在感が違いますな。ただし、ドラマで岸恵子が演じても似合わないかも。
多門連太郎
沖雅也=及川光博・・原作どおりであれば、及川かな。
大道寺智子の祖父(祖母)原作と違うので
高峰三枝子<高橋昌也・・原作どおりの宮様ということでドラマに軍配。
九十九龍馬
神山繁=杉本哲太・・映画風とドラマ風でどちらも同じ。

そうトータル的には映画でした。

羆嵐

 ヒグマは恐ろしい。

1 作品名 羆嵐(くまあらし)

2 作 者 吉村明

3 内 容 大正4年12月に発生した、北海道三毛別羆事件を題材としたドキュメンタリー長編。

 大正の頃、開拓村の貧農集落を巨大なヒグマが襲った。留守番をしていた子供を斃し、母親を喰い殺し山中に持ち去った。集落の者が集まり対策を練っていると、ヒグマは別の住宅を襲い、4名を殺した。

 集落の者はなすすべもなく、下流の集落に助けを求めた。下流の集落の区長が中心となり、クマ狩りを行ったが敵わず、警察に対策を求めた。近隣の住民たちはヒグマを恐れ、海岸方面へ逃げ去った。警察でも頼りにならないと考えた区長は、酒癖が悪いが、クマ狩りの名手にクマ退治を依頼した。

 この老練な猟師が、その長年の経験でこの巨大ヒグマを仕留めたのである。

4 感 想 日本最大の肉食獣であるヒグマが冬眠に失敗した「穴持たず」となってしまい、狂暴化し北海道の寒村を恐怖のどん底に陥れた。本書は、貧農であるが故、人々の団結の強さ、ヒグマに対しての無力感がよく感じられる。それにしてもヒグマは恐ろしい。

 ヒグマの事件としては、福岡大学ワンゲル部の事件を知っているが、ヒグマは執着心が強く、一度とったものは自分のものであり、取り返した場合、しつこく追ってくる性質があるようだ。

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